アルマジロ・オフィシナリスの飼育方法
なぜか「オフィシナリスダンゴムシ」ではなく、学名のまま流通しているダンゴムシ。
何の変哲も無いダンゴムシですが、よく見ると目が離れていてかわいい顔をしています。
アルマジロ・オフィシナリスとは
学名:Armadillo officinalis
Armadillo属はコシビロダンゴムシの仲間のようです。原産地はスペインとされています。
ぱっと見はオカダンゴムシと変わらないように見えますが、全体のフォルムはより四角形に近い感じです。
大きさはオカダンゴムシよりでかくなります。成長しきった個体はでかくて重量感があります。
大きい割にとても臆病で、ケージを覗くとすぐに逃げて丸まります。
また、床材によく潜っているイメージがあります。
潜って床材に小部屋みたいなのを作っている様子があったので、自然下でも巣穴のようなものを作ってそこで脱皮とかしてるのかもしれません。
飼育
そんなに難しくありません。オカダンゴムシ系と同じように飼えます。
【ケージ】
ダンゴムシが逃げ出せないケースであれば何でも構いません。
私は毎度おなじみ、コバエシャッターの中サイズを使用しています。
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【レイアウト】
落ち葉とコルク樹皮で隠れ家を作っています。
床材ですが、先述したようによく潜る傾向があるように思います。
当初はモンテネグロやゼブラのように薄く床材を敷いて飼育していたのですが、書籍で勉強すると「林床の土壌を再現するような感じ」で床材を構成するとよいという情報を得ました。
本種は床材によく潜るのでちょっと床材の敷き方を変えてみることにしました。
このとおり、第1層目と第2層目を構成しています。
第1層目は昆虫マットを敷いています。貯水槽の役割をしてもらうので敷いた後よく示らせます。
参考にした書籍には細かいヤシガラ土を使うとあったのですが、私はケチって家にあった昆虫マットを使用しました(笑)
上の第2層目は腐葉土です。これは半分だけ湿らせます。
つまり、潜れば潜るほど保湿されている土壌のような状態を作るということですね。
この床材の方式にしてから、調子がよく飼えているような気がします
なんかうまく言葉にできないのですが、格段にダンゴムシの調子が良くなった気がします。
活発になって、エサ食いもよくなった感じです。
色んなやり方があるので、どれが正解というわけではないと思いますが、ひとつの参考として紹介します。
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【エサ】
熱帯魚のフレークで飼えます。最近はレプトミンが高いので大容量のフレークにして節約気味…
肉食傾向が強いようで、あんまり枯れ葉や腐葉土は食べていないように感じます。
クズの乾燥葉もそれほど食べてないようです。
カルシウムはよくかじっている様子を観察できるので、補給できるものを入れてあげてください。
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【温度】
20℃~30℃の間で問題ないです。
【日々のメンテナンス】
ウェットゾーンが乾いてきたら霧吹きで水分を与えてください。
本種は割と乾燥気味を好むような気がします。
エサは劣化する前に交換して、新鮮なものを与えてください。
雑感
かなり丈夫なようで飼い始めて半年くらい経過しますが、死体をいまだ見つけていません…瞬時に仲間に食われていたらわかりませんが(←最近、殖えた亜成体の死体を見つけました。南無三)
繁殖も容易ですが、性成熟するまで時間がかかるようです。じっくり育ててください。
繁殖も、床材を厚めに敷くことが大事な気がします。
レッドのように色変が固定されているようなので、いつか飼ってみたいなあ…
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