ゼブラダンゴムシの飼育方法

2021年9月24日2021年12月14日

外国産ダンゴムシ、第２回はゼブラダンゴムシを取り上げます。

モンテネグロダンゴムシと同じくらいポピュラーな外国産ダンゴムシです。

私はポピュラー種ほど、魅力がある種が多い気がします…(^^)

ゼブラダンゴムシとは

学名：Armadillidium maculatum。

原産地はイタリア周辺。最大の特徴は何といってもこの白黒シマシマ。

なんとイタリアはダンゴムシもこじゃれているのか…！

まるで着飾ったイタリア男子のようだと思ったのは私だけではあるまい（笑）

こちらもオカダンゴムシの仲間です。とはいえ、住む環境によってこうも違うのかと驚かされます。

成長すると、後部のあたりのフチが少し伸びて亀の甲羅のようになります。

しっかり大きく育った個体は、迫力があり縞模様も鮮やかで見ていて飽きません。

ちなみに、模様や退職には個体差が大きく、ドット模様になっているものや、黄色や茶色のものも生まれます。

体色は既に固定されていて、「イエローゼブラ」や「チョコレートゼブラ」として販売されています。

飼育

先に取り上げたモンテネグロダンゴムシと同じ飼い方で飼えます。

【ケージ】

プラケースでも水槽でも逃げ出せなければ何でも構いません。

コバエシャッターの中サイズを使用しています。飼育ケースの通気性は確保した方が良いです。

【レイアウト】

こんな感じです。

床材は腐葉土のみで半分湿らせています。枯れ葉で隠れていますがコルク樹皮の隠れ家を設置。

夜行性ですので、隠れ家は設置してあげてください。

なお、少し乾き気味の方が調子が良いように感じますので、床材全体を過剰に湿らせない方がいいと思います。

床材の厚みは５～６センチ程度あった方がよいです。乾き過ぎたりすると床材に潜って自分で調整します。

【エサ】

カメのエサや熱帯魚のフレーク等で大丈夫です。落ち葉やクズの乾燥葉も食べます。

カルシウムを供給できるものも置いてあげましょう。ダンゴムシの身体はカルシウムでできています。

カルシウム補給のためによくかじっている様子が観察できます。

【温度】

２０℃～３０℃くらいまで。蒸れに要注意です。

３０℃が続くと、さすがにバテるのかポツポツ死んで行きます。夏場はなるべく涼しい場所に置いてあげてください。

【日々のメンテナンス】

ウェットゾーンが乾いてきたら霧吹きで水分補給します。

エサは劣化具合を見つつ、早めに交換してください。

繁殖

モンテネグロダンゴムシ同様、雌雄がそろっていれば勝手に繁殖します。

幼体は小さいので、エサと一緒に捨てないよう、よく観察してください。

幼体は白いので、慣れるとすぐにわかるようになります。

雑感

飼うのは難しくないんですが、環境が合ってないとポロポロ死んでいくイメージです。

私は亜成体くらいで入手して、しばらくは「順調に成長してるな～」と思っていたのですが、成虫になったやつらがポロポロ死んでいくんですね…ちょうど夏だったので暑い日が続いたのと湿らせすぎたのかなと思っています。

ああ、このまま絶えていくのか…とおもっていたらあれよあれよという間に繁殖し、今では大量です。

なんなんだ一体…生き物飼育って面白いですね(^o^)

全滅しそうでも環境を調整して、諦めずに頑張ってくださいね。